Before
プリント基板へ印字シールを貼り付けることによって識別を行う事があります。汎用性が高くどのようなプリント基板にも適用しやすい面はありますが、シールの印字や貼り付けの手間がかかり、貼り付け間違いや忘れという面も気にする必要があります。
貼り付けを行うスペースとシールのサイズによっては、シールをカットしてから貼り付けをする必要があります。
After
識別を行うための専用の場所を確保し、シルク印字などで表現しておくことで、予定外の手間がかからないようにすることが出来ます。さらに、レーザーマーカーのよる印字やマーキングによって識別を行うことが出来れば、シールの印字や貼り付けの手間も省くことが出来ます。パターン配線やシルク印刷の状態から考慮することが出来れば、QRコードなどによる識別も可能です。
◆まとめ◆
プリント基板の識別については、直接機能に影響しない部分でシールのカットなど予定外の手間がかかってしまうこともあるため、識別の方法と識別用の場所を確保するようにデザインルールを決めておくと良いです。識別場所を表現しておくことで、貼り付け忘れなどの防止効果も期待出来ます。さらに、パターン配線やシルク印刷などを考慮することが出来れば、QRコードなどを印字して管理情報を充実させることによるトレーサビリティーの強化にも繋がります。