POINTS
設計のポイント

ハーネス取り付けなどで問題を発生させない設計

Before

ハーネスに使用されている電線とコネクタの線径や種類が適切でないと、たとえば端子を電線にかしめる際に電線が太すぎて取り付けできなかったり、あるいは取り付けられても使用中に機器の振動などで抜けてしまうなどの問題が発生し、動作不良の原因になることがあります。

After

ハーネスを使用する際、上記のような問題を回避するためには、電圧、電流の仕様値から適切な電線と端子の仕様と寸法を選定することが重要です。こうすることで回路の安定動作だけでなく、生産の歩留まりも向上します。

◆まとめ◆

一般的にはハーネスの選定は機構設計者が行うことが多い為、電流値のみ、あるいは寸法のみでハーネスを選定してしまうことがあり、量産の段階になって電流値に合わない電線や、寸法に合わないコネクタが選定されることがあります。このような事を防ぐためには、使用するハーネスの電線とコネクタの線径をあらかじめ決めておくことが必要です。