POINTS
設計のポイント

三端子レギュレータの注意点

Before

三端子レギュレータを使用する回路を設計する際に、三端子レギュレータの入力、出力に発振防止のためコンデンサを必ず接続します。コンデンサの容量や品種、基板の配線インピーダンス、入力電源のインピーダンス、負荷のインピーダンスによってコンデンサを接続していても発振を完全に止められないことがあります。

After

三端子レギュレータを使用する回路を設計する際に、三端子レギュレータの入力、出力に使用するコンデンサは温度特性や内部直列抵抗の小さなコンデンサを選定接続します。内部直列抵抗は大きすぎても小さすぎてもいけないため、安定動作領域内で使用することが重要です。安定動作領域や出力雑音の特性は使用する三端子レギュレータのデータシートを確認して下さい。

◆まとめ◆

三端子レギュレータを使用する回路を設計する場合、入力、出力に使用するコンデンサが適切でないと、動作不良の原因となることがあります。適切なコンデンサの選定、配置場所やパターンにすることで動作不良を防止することができます。