POINTS
設計のポイント

マージンを考慮し抵抗器を選定する

Before

VDD=24v、3ピンを0vで動作させる場合、電流は約10mAとなります。抵抗での消費電力は約0.22Wとなり、1/4W品では定格ギリギリとなってしまいます。

抵抗器を使用した回路を設計する際に、使用する電圧、電流に対して定格値にディレーティングして使用されていないと熱や特性の変化により、動作不良が発生する可能性があります。

After

改善方法として、抵抗器を使用した回路を設計する際は、電圧、電流から適切な種類や定格値の抵抗器を選定することが重要です。部品のバラツキによる動作不良の防止に繋がります。使用環境によっても寿命やディレーティングの考え方は変わってきますが、余裕を取り過ぎるとコストアップの要因となりますので、全体を考慮した選定の必要があります。

◆まとめ

抵抗器を選定する際は、ディレーティングの取り方によって製品のバラつきにより、動作不良の原因になることがあります。電圧、電流、使用環境から適切にディレーティングをし、部品選定することにより、部品のバラツキによる動作不良の防止に繋がります。