POINTS
設計のポイント

ダイオードの特性を考慮した設計のポイント

Before

ダイオードを使用する回路を設計する際には、用途に合わせた種類を選定することが重要です。ダイオードにも一般整流ダイオード、ツェナーダイオード、フォトダイオードなど、多種多様の種類があるため、性能を理解して使用することが必要です。例として、ダイオードの順方向電圧の影響を検討せず、整流用ダイオードなどを使用すると、使用用途によっては、電圧降下により想定した動作にならないことがあります。

After

ダイオードを使用する回路を設計する際に、順方向電圧の効果を低くさせる必要があるときは、ショットキーバリアダイオードを使用しましす。ショットキーバリアダイオードはPN結合の代わりに金属と半導体を接合したダイオードです。PN接合型のダイオードと比べ順方向電圧が低く、逆回復時間が極端に短いため、影響を少なくすることができます。

◆まとめ◆

ダイオードには、いろいろな種類があるため、ダイオードを使用する回路を設計する際には、用途に合わせた種類を選定することが重要です。一例として、ショットキーバリアダイオードはPN結合の代わりに金属と半導体を接合したダイオードです。PN接合型のダイオードと比べ順方向電圧が低く、逆回復時間が極端に短いため、順方向電圧の効果を低くさせる回路設計の必要があるときは、ショットキーバリアダイオードを使用します。