POINTS
設計のポイント

アンテナ(空中線)の種類と設計

概要

  アンテナ(空中線)とは、電気エネルギーを電波として空間に送信、または受信する装置のことであり、高周波の通信等では必ず使用されます。アンテナには、用途に応じて様々な種類があり、代表として、ダイポールアンテナ、八木・宇田アンテナ、ホイップアンテナ、パラボラアンテナ、半導体アンテナがあります。特性も様々であり、開発を進めるうえで仕様を決定し、どのアンテナを採用するかが重要となります。

ポイント

 以下にアンテナの設計において重要なパラメーターを紹介します。

  ・ Ga=Gain(利得)

  ・ F/B=フロントビームとバックローブの比

  ・ Freq=周波数

  ・ Z=インピーダンス

  ・ SWR=50Ωとアンテナインピーダンスの比

  ・ 仰角=ビームの打ち上げ角度

  ・ H/V=水平偏波/垂直偏波

  ・ 半値角=ビームの鋭さ

これらのパラメーターが目的の値になるようにアンテナの太さ、大きさ、長さ等を調整します。