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実装基板用ICデートコード認識システム

極めて高い品質が求められる自動車・航空機・その他分野においてはトレーサビリティの観点から電子基板の製造ロット番号と搭載する半導体部品のデートコード(シリアル番号)の関連付けは欠かせません。半導体部品のデートコードの記録は人的なチェックに依存するため、記録忘れや転記ミスが発生する危険性を秘めています。「実装基板用半導体デートコード認識システム」は実装が完了している電子基板上の半導体部品(主にICパッケージ)にマーキングされたデートコードをOCRで認識し、指定したホルダにCSVファイル形式で自動記録する事が可能です。詳細は以下をご参照下さい。

【1】実装済みの電子基板を作業トレーにセットした状態です。

デートコードをテキストデータとし認識します

【2】本システムを起動すると電子基板は中央の奥側に有る遮光されたワークエリア内に移動します。

デートコードをテキストデータとし認識します

【3】読取先の設定次第でデートコード以外の文字(型番や識別番号)も認識が可能です。

マイコン表面

【4】サイズの小さいフォトカプラに印字されたマーキングも読取り可能です。パッケージがアイボリー色でも認識します。

東芝製フォトカプラ(白) 東芝製フォトカプラ(黒)

以下は追加できる機能の紹介です。専用の環境が必要な機能も有るため、他機能と同時利用できない場合がございます。
①部品の搭載方向間違い・搭載忘れの発見(左) ②QRコードの認識(右)


搭載間違い QRコード認識

③ハーネスの色の識別による誤配線の発見(左) ④ハウジング内コネクタピン曲がりの発見(右)

ハーネス識別 コネクタピン曲がり認識

⑤ネジ締め忘れの発見(左) ⑥キズ・ブツの発見(右)

ネジ締め忘れ認識 キズ発見

実装基板用半導体デートコード認識システム」の内容は以下の通りです。

本システムの特長
・XY方向2軸ロボットを採用。
・光源にリング型LED照明を採用。被対象物に合わせて大小を切り替えて照射します。
・認識ワークエリアの制限はございません。被対象物の大きさに合わせて製作します。
・外部からのコントロールに完全対応のため、インライン化も可能です。
・制御にはWindowsパソコンを利用しますが、PLCにも対応します。
・AC100Vで動作します。
OCRエンジンの機能
・環境:Windowsパソコン(Windows 10Pro 64bit/Core i5以上 メモリー8GB以上を推奨)
・文字認識方式:パターンマッチング式OCR(学習機能あり)
・認識エリア数:最大999カ所
・認識スピード:最大120エリア/分(ロボットの速度に準じます/電子基板の脱着時間は含みません)
・認識可能文字数:最大500文字/エリア
・テキストデータ出力(CSV)機能の他、撮影したエリアの画像が全記録可能です。
・CSVファイルに出力後、デートコードから逆引きで電子基板の製造ロットを特定する事が可能です。
・特定のロゴ形状にテキスト情報を関連付けて、識別させる事が可能です。
・指定文字列との照合による正誤判定に対応しています。
・OCRエンジン単体のみの供給も可能です。


担当窓口
東亜エレクトロニクス株式会社 ハマトウカンパニー
営業推進部 大石
TEL:053-428-1121
FAX:053-428-1131

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